更新 2026年8月25日
アクスタを作ると決めて、最初に迷うのがサイズです。
大きいほうが見栄えはしますが、そのぶん単価が上がります。
この記事では、よく使われる大きさと、1段上げたときに総額がどう動くかを見ていきます。
ここが厄介なところです。
アクスタのサイズは、業界で決まった規格がありません。
8社の価格表を並べてみたところ、こういう刻みでした。
正方形で表す会社と、縦横の比率が決まっている会社が混ざっています。
同じ「100mm」でも、100×100mmのことだったり、95×110mm以内のことだったりします。
そのため、会社をまたいで比べるときは長辺の長さでそろえるしかありません。
「100mm前後」というくくりで見る、ということです。
手のひらに乗るミニサイズです。
ガチャやおまけ、セット販売の1つとして配るのに向いています。
単価がいちばん安く、たくさん作りやすい大きさです。
ただ、細かい絵柄は潰れます。
顔まわりだけを大きく使ったデザインが向いています。
いちばん無難なサイズです。
キャラの全身を入れても顔が見える下限がこのあたりです。
持ち歩く人が多いのもこの大きさです。
アクスタとしては定番の大きさです。
8社のうち7社がこの帯のサイズを持っていました。
いちばん比較しやすい大きさでもあります。
飾ったときの存在感があり、全身のイラストでも顔がしっかり見えます。
棚に置くと目立ちます。
そのかわり、扱っている会社が一気に減ります。
調べた8社のうち、この帯を持っていたのは3社だけでした。
200mmを超えるものになると、パーツを組み合わせてジオラマのように立てる商品になります。
ここからが本題です。
ある会社の価格表から、50個作ったときの1個あたりの値段を抜き出します。
両面印刷・税込の値です。
| 大きさ | 1個あたり | 50個の印刷代 |
|---|---|---|
| 50×50mm | 520円 | 26,000円 |
| 75×75mm | 624円 | 31,200円 |
| 100×100mm | 881円 | 44,050円 |
| 100×130mm | 1,160円 | 58,000円 |
| 120×150mm | 1,757円 | 87,850円 |
2026年8月時点の、ある1社の価格表から。会社によって刻みも値段も違います。
50mmから100mmにすると、1個あたり361円上がります。
50個なら18,050円の差です。
100mmから150mmにすると、さらに876円上がります。
50個で43,800円の差になります。
面積が増えるとインクもアクリルも増えるので、大きくなるほど跳ね上がります。
単価が決まると、いくらで売るかが決まります。
イベントでの頒布価格は、100円単位か500円単位で切りのいい数字にするのがふつうです。
ここに送料と搬入料を足した「総額」を数量で割って、1個あたりの原価を出します。
そのうえで、売れる見込みの数を掛けます。
大きいサイズは、単価が高いぶん頒布価格も上げないと合いません。
ただ、頒布価格を上げると売れる数は落ちます。
大きいアクスタを少数だけ作って、小さいものを主力にする、という組み方をする人が多いのはこのためです。
大きいサイズを作りたいときは、そもそも扱っている会社が絞られます。
150mmを超える帯を持っていたのは、調べた範囲で3社だけでした。
そのうえ、そこから納期と総額で選ぶことになります。
「このサイズで作りたい」が先に決まっているなら、まず扱いのある会社を洗い出してから比べたほうが早いです。
いつまでに要るかが決まっているなら、締切から逆算できます。
イベントの日と数量を入れると、間に合う会社だけが総額の安い順に並びます。各社ごとに「何日までに入稿すればいいか」も出ます。
アクリルスタンドの入稿でいちばん多いつまずきが、白版とカットラインです。何のためにあるのか、どう作るのか、印刷所ごとに何が違うのかをまとめました。
イベント会場へ商品を届ける方法には、印刷所が持ち込む直接搬入と、宅配業者が届ける宅配搬入があります。締切の考え方が違い、そもそもアクスタでは使えない会社もあります。
イベントまでの日数が足りないとき、特急納期を使うといくら上がるのか。実際の価格表から倍率を出しました。個数の上限が下がる点にも注意が要ります。
印刷所が出しているのは単価だけです。実際に払うのは送料や搬入料を足した総額で、単価がいちばん安い会社が総額では2番手になることがあります。実際の数字で並べました。